こんにちわ、新入社員の井上です!
先日ご紹介させていただいた物件で新たな気づきがありました。
こちらの写真は主寝室の枕元に作られたニッチです。
通常よりも奥行きが深くなっており、スマートフォンや目覚まし時計など置くことができる為とても便利ですね!
ここで気になったのが主寝室の裏にあるウォークインクローゼットです。
ニッチの奥行きを確保するために壁がふかされているのかなあ、と想像を膨らませて部屋へ入ってみると、、
ニッチの奥行きの分だけ壁が膨らんだ棚になっていました!
このニッチと棚を見て学生時代に先生から教わった「図」と「地」の話を思い出しました。
「図」と「地」を説明するうえで欠かせないのが有名なルビンの壺の絵です。
白い部分に注目すると壺の絵が、、黒い背景の部分に注目すると向かい合った顔のシルエットが浮かび上がります。
「図」は白い壺にあたり、「地」は背景の黒い顔の部分にあたります。
今回ご紹介した写真ではニッチが「図」にあたり、棚が「地」にあたります。
主寝室からの利用だけでなく裏のウォークインクローゼットからの利用も考えられ、バランスがとられています。
ニッチ、棚ともに重宝されそうですね!
『デザインをする上では「図」ばかりではなく「地」を考慮することがとても重要だ』
という先生の言葉を現場で確認することができ、とても勉強になりました!